渡航前に習得したい生活スキル7選。現地で英語以外の苦労をしないためには!?
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渡航前に習得したい生活スキル7選。現地で英語以外の苦労をしないためには!?

渡航前情報日常生活

2025.02.13

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今日のオオカミ語録

生活スキルを事前に身に着け、英語以外の苦労を減らすことが、現地で英語を習得するためのコツ

スーツケースに詰める荷物、頭に詰める英語。これからカナダに行って英語を磨きたいと思いながら渡航前の準備をしていることと思います。現地でどんな英語を使おうかと、使いたい英語フレーズをまとめている頃かもしれませんね。

さて、いざ現地に到着すると、学校やバイト、友達付き合いが多く、思っていたより英語の勉強に時間を割けなかったりします。英語の勉強をしたいけど、日々の雑事に追われてなかなか英語の勉強に手がつかない...どうしよう?

オオカミ的に1つ言うなら、「英語以外の苦労を現地でしないような準備」を出国前にしておくと良いと思います。現地で英語の勉強に取りかかれない大きな理由の1つは、英語の勉強以外の事に時間を取られてしまっているからです。オオカミは海外に10年住み、多くの日本人を見てきてそのように思いました。

例えば、家事や料理に不慣れなために、それらが上手な人の2~3倍の時間が掛かってしまっている、などです。そうした生活スキルがもしも予め身についていれば、あえて海外でしなくても良い苦労を省けるので、その分英語の勉強に打ち込むことができるという道理です。

そんなわけで本記事では、日本にいる間に身に着けておきたい生活スキルをまとめておきました。英語の事前の習得も大事ですが、生活スキルの事前習得も同じくらい大切です。

1.子どものように学べない大人

子どもが英語を学ぶように英語を学ぼう、というスローガンを良く見かけますが、生活という観点から見るとやや難ありです。


子供の場合は親がご飯を作ってくれたり家事をしてくれるため、勉強に集中できる時間や環境が整っていますが、大人の場合はこれら全てを自分でこなさなければなりません。そのため、子どもみたいに、勉強に全力投球できない、という大人の事情があったりします。

大人の勉強に関して言えば、頭の善し悪しよりも、時間をいかにして作るか...に勉強の成否が懸かっているように思われます。

勉強という行為の前に立ちはだかる、家事や料理といった日常の雑務...これらを如何に手際よく片付けていくかが、勝負の分かれ目であると言えます。

2.包丁を使えるようになっておこう

カナダに行ったらあまりの物価高に、自炊を余儀なくされます。この時、包丁を使えるか使えないかで自炊料理の幅が変わります。


英語の勉強以前の問題として、日頃食べているものが悪いと集中力が続かない問題が起きてしまいます。リアルな話、カナダ留学の間、毎日$1パスタを食べているという人も多くありません。栄養学的な観点から言えば、脳に栄養がまともに補給されなければ、頭は働いてくれませんよね...そういった意味で、出国前に包丁の扱いに慣れておく必要があります。

別の角度から言えば、包丁をスムーズに使えれば手を切ってペンが握れない...という事もありませんし、料理にかかる時間も短くなるので、その分勉強時間の確保が可能となります。

3.火加減を覚えよう

こちらも料理スキルですが、しつこく張り付いてしまったお焦げを落とすのは大変な作業です。調理器具を焦がすとブラシで長時間こすらないといけないため、英語の勉強時間が奪われます。



また、カナダのシェアハウスには火災報知器が付いていますが、感度が高く簡単に鳴ってしまいます。言うまでもなく、頻繁に鳴らすと住人の迷惑になったり、白い目で見られて住みにくさを感じることに繋がります。どのくらい加熱したら焦げるのかや、どの料理だったらどのくらい加熱するのが普通なのか、といった火加減は感覚レベルで身につくまで日本で練習をしておきましょう。

4.スーパーをはしごする癖

物価高のカナダでは、定価で食材を買うことは避けたいのはもちろん、食材ごとにスーパーを使い分けることも重要です。例えば、エノキだったらWalmartではなくT&Tや韓国系のスーパーで買ったほうが安く済む、とかです。


1滴1滴の水を節水するかのようにして節約をすることで、長期的には馬鹿にならない金額の節約が可能となります。その浮いたお金で旅行や社交など現地ならではの新しい体験を楽しみましょう。

お金が無いばかりに、本来したいことができないという人、オオカミは何人も会っています。友達と英語を話したいけど、友達と会うためにはカフェに行かないといけない...でもその$3のコーヒー代が惜しい、と。

自炊をしスーパのはしごをすることで、$3を浮かせることは十分可能であると考えます。

5.パソコンの使い方

語学学校に行く予定の人は特に重要です。語学学校で大量に出る宿題には調べ物もあり、スマホで検索するよりもパソコンで検索するほうが圧倒的に時短になります。

また、週に1度プレゼンがあるという学校も多く、パソコンの扱いを知らないままカナダに来てしまったので、PCに悪戦苦闘しながらスライドを作っている人をよく見かけます。パソコンに習熟していれば本来1時間で作り終わったスライドに3時間掛けてしまうなんてことも。もしも週1プレゼンなら、1週間が4週間なので、1ヶ月あたり3時間×週4つ分=12時間....1ヶ月あたり12時間の差を生みます。

語学学校が始まると、語学学校の宿題をこなすだけの英語の勉強になることが多く、自分がしたい英語の勉強ができないという声を良く聞きます。家事だけではなく、語学学校の宿題を手早く片付けるためにもPCには予め習熟しておきましょう。

6.掃除と洗濯

掃除と洗濯も時間が掛かる人と掛からない人の差は大きいです。掃除慣れしておけば掃除がラクですし、激しく汚れる前に小さい掃除を日頃からできる人は、掃除に多くの時間を奪われることはないはず。


手がつけられなくなるまで放置しておいてから着手するか、芽が小さい内に摘み取っておけるか...性格の違いもありますが、後者のほうが苦労も少なく、時短で事を進められるはずです。掃除だけではなく、勉強においても。

大人の勉強というのは日々の生活の中でしなければなりません。そのため勉強は生活の一部ですし、生活の一部であるならば勉強の効率は生活スキルの大小に依ってくる、と言う理論が成り立つわけです。


7.舌を肥やさない

「生活スキル」の中に含めるか非常に迷いましたが、カナダ生活や英語の勉強を大きく左右する要素なので、ここに含めました。恐らく、留学前に舌を肥やすな!なんて事を書いているのはカナダ生活事典のオオカミくらいでしょう...笑

その心は?

カナダの食事の味は日本の食事の味の足元にも及びません(賛否両論ある)。日本ならどこに外食に行っても安くて美味しい料理をお腹いっぱいになるまで食べられますが、カナダになると「高くてそこそこの料理を腹6.5分目まで食べる」に変わります。


日本の美味しい料理に慣れて舌が肥えてしまっている人は、カナダでの生活に大きな不満、ひいてはストレスを感じることになります。毎日が不満だらけ...そんな心持ちと環境の中で、果たしてどれほど英語の勉強に集中できるでしょうか?

ここまで外食の話をしてきましたが、カナダでは自炊を強いられます。世の8割の人は、自分で作る料理は外食先の料理に及ばないはずです。自分で作った料理を365日食べても平気、くらい舌が痩せていないとカナダ生活に心の余裕を持つのは難しいかも。

もちろん、自分の料理スキルを上げて外食と同じクオリティーの料理を時短料理で再現できるようになれば、カナダに限らず世界中どこに住んでも都になり得ると思います。

ちなみにオオカミの外食の頻度は2-3ヶ月に1回くらいで後は全部自炊です。少なくともカナダに住んでいる5年はそうしています。

8.脱完璧主義

日本は本当に恵まれた国です。良い国です。日常生活を送るうえで不満とは無縁なくらい予想外の事が起きず、バスや電車も時間に正確です。

一方で、カナダはバスや電車が時間通りに来ないことは普通です。特にバス!15分~30分待たされたり、Google Map上であと2分で来ると言われていたバスが突然マップから消えて17分待ちに変わる、なんてことがザラにあります。完璧主義な人ほど、耐えられないと思います。

日本の社会インフラでは完全さが追求されていますが、カナダでは皆無。利用者側が、不完全さへの寛容さを持つことを暗に求められています。

英語の勉強に話を戻せば、やはりイライラが溜まった状態での勉強はパフォーマンスが悪くなります...日本にいる内に完璧主義を少しでも洗い落としておきましょう。

まとめ

ここまで日常の家事や雑務スキルを上げて時短に繋げることの重要性について触れてきました。これら1つ1つの項目で時短を達成するならば、勉強時間を大いに確保できるはずです。子どもと比べて、身の回りのことは大人は全て自分でこなさなければなりませんから、生活力を渡航前に上げておくことは、渡航前の英語学習と同じくらい重要です。

MONOLOGUE

オオカミの独り言

「世の中に苦は存在しない。ただ学びがあるだけだ。」既にカナダに来てしまった人でこの記事を読んでいる方も居ると思います。

その中には、現地生活の中で生活スキルの無さに苦労し、自らの体験を以て生活スキルの重要性に気付かされた人も居ると思います。カナダでの生活が苦しくて、日本に帰りたいと思っているかもしれませんが、こういう時が正念場です。

「私は苦しんでいない、学んでいるだけだ」と心に決め、苦だと思っているものを両手で有り難く受け取り、学びへと昇華できるか?

人生があたかも苦の連続に見えるのは、本当は学びの連続だからなのです。

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この記事を書いた人
オオカミ
カナダ生活事典・WASABI代表

オオカミ

カナダ歴:5年目
慧眼
忍耐力
愛嬌

カナダ生活事典とWASABIを作った人。

「留学は人生のボーナスステージ」「生きているうちに生まれ変われる」「一言語、一人格」を軸に日々活動中。オオカミと名乗る理由は動物占いの結果がそうだったから。

また、皆様の留学生活は一匹狼の生活そのもの。留学に来る皆様の苦に寄り添うには、一緒に苦しむしかないでしょう。一匹のオオカミの苦が晴れることで、数千数万匹の一匹狼の足元が照らされると信じ活動中。

「生命は生活の主体であり、生活は生命の作用である」そんな人生を送っています

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